「ビットバンクの仮想通貨を出金しようとしたら、手数料が高くて驚いた…」
多くのユーザーが、仮想通貨取引所の出金手数料の高さに悩まされています。
ビットバンクの ETH 出金手数料は 0.005 ETH。2025年6月時点では 約 1,880円 にもなります。
私自身も仮想通貨を運用していく中で、この手数料問題に何度も直面しました。そこで、出金手数料をできる限り安く抑える方法を試行錯誤し、実践してきました。
本記事では
- 出金手数料の比較(主要 6 社)
- bitbankからの最安出金ルートの具体的なやり方
- ガス代・スプレッド込みの 総コスト試算
を 初心者の方でもわかりやすく解説します。
この記事を読めば、2,000 円近いコストを 約30%以下へ圧縮 でき、その分を運用資金に回せます。ぜひ最後までご覧ください。
bitbankの出金手数料を節約するには、以下の3つの手順を踏みます。
bitbank(ビットバンク)の出金手数料は高い?

bitbankの出金手数料がどれほどの高さなのか、ETH(イーサリアム)を例に解説していきます。
ビットバンク公式が公開している ETH 出金手数料は 0.005 ETH (2025年6月時点で約1880円)です 。
出金のたびに2000円弱かかるのはかなり痛いですね。
この手数料は他社と比較してどの程度の水準にあるのでしょうか?国内取引所6社で比較してみました。
国内取引所別、ETH(イーサリアム)出金手数料比較

取引所 | ETH 出金手数料 | 手数料 (円換算) | 情報ソース |
---|---|---|---|
bitbank | 0.005 ETH | 約 1,880 円 | 公式サイト (bitbank) |
Coincheck | 0.005 ETH | 約 1,880 円 | 公式サイト(coincheck) |
bitFlyer | 0.005 ETH | 約 1,880 円 | 公式 FAQ (bitFlyer) |
SBI VC トレード | 無料 | 0 円 | 公式サイト (SBI VC Trade) |
GMO コイン | 無料 | 0 円 | 公式コラム (GMOコイン) |
無料の国内取引所がある一方で、ビットバンクは最も高い水準に入ることがわかります。
しかし、この手数料を大幅に抑えて出金する方法も存在するのです。
bitbank(ビットバンク)の出金手数料を安くする方法

ここでは、「Metamask(ウォレット)にイーサリアムを送金」を例に取って解説していきます。
簡単に手順を説明すると
となります。具体的に見ていきましょう。
① 出金手数料が安い/無料の取引所を準備
bitbankからETHを直で出金してしまうと、手数料が高くついてしまいます。
そのため、一度「出金手数料が安い/無料の取引所」を開設し、経由する方法がおすすめです。
ここでは、手数料の安い取引所をいくつか紹介します。
GMOコイン

国内利用者が多く、手数料の安さと使いやすさで人気の取引所です。
- ETHなど主要通貨の出金手数料が完全無料
- かんたん本人確認で最短10分で口座開設可能
- 板取引・積立・貸暗号資産など幅広く対応
- 国内の初心者〜中級者まで幅広く利用しやすい
出金手数料の安さを重視するなら、まず候補に入る国内取引所です。
SBIVCトレード

SBIグループが運営する、高い信頼性と安定感が魅力の取引所です。
- ETH含め主要通貨の出金手数料が完全無料
- 住信SBIネット銀行との連携で日本円入出金もスムーズ
- シンプルで初心者でも迷いにくい画面設計
- セキュリティ・運営体制ともに大手ならではの安心感
取扱通貨数は限られるものの、SBI銀行との相性を重視する人におすすめです。
MEXC

豊富な銘柄数・低コスト・柔軟な出金ルートが強みの海外取引所です。
- 3,000種類以上の取扱通貨でアルトコインが圧倒的に充実(国内取引所平均の約90倍)
- 新しいプロジェクトの上場が早く、有望なトークンにいち早く投資できる
- 現物取引手数料は業界最安水準(メイカー0%、テイカー0.02%)
- ETH出金時も複数の安価なネットワークを選択可能
- 口座開設は最短30秒、本人確認なしでも取引可能(出金制限あり)
2つ目の取引所を開設するなら「取扱通貨が豊富」で「すぐに取引を始められる」MEXCは非常におすすめです。
結論
- 「手数料無料」にこだわりたい方 →GMOコイン、SBIVCトレード
- 「圧倒的な銘柄数」の恩恵も受けたい方→MEXC
② XRP(手数料の安い通貨)を使い、準備した取引所に送金

開設した取引所に、ビットバンクからXRPを必要分送金します。
ここでは、MEXCを開設した場合の例で説明していきます。(どの取引所でも同じ手順で進められます。)
bitbankでXRPを購入
まずは、ビットバンクでXRPを購入します。
イーサリアムの場合、出金手数料が0.005ETH(約2,000円弱)かかりますが、XRPであれば出金手数料はわずか0.15XRP(約50円)と、圧倒的に低コストで済むためです。
2025年6月時点では、XRPの価格は1枚あたり約300円となっています。ここで必要な分のXRPを購入しておきます。
bitbankからMEXC(開設した取引所)にXRPを出金
XRPの購入が完了したら、次にビットバンクからMEXCへXRPを送金します。
MEXCで入金用アドレス(タグ付き)を発行し、そのアドレス宛にbitbankから送金を行います。XRPは送金処理が非常に速く、通常は数分以内にMEXC口座へ着金します。
詳しい送金手順は、公式サイトで解説されています↓
③XRPをETHに交換し、Metamask(ウォレット)に送金

MEXCにXRPが届いたら、次はETH(イーサリアム)へ交換していきます。
まずXRPを一度USDT(ステーブルコイン)に交換し、そのUSDTを使ってETHに交換します。
交換するときにかかる手数料はとても安く、数十円程度で済みます。MEXCは国内の取引所よりもスプレッド(買値と売値の差)が小さいので、コストをあまり気にせず安心して交換できます。
ETHに交換できたら、いよいよMetaMask(ウォレット)に送ります。
送金時、出金ネットワークの選択画面が出てきますが、初心者の方は「ERC20(イーサリアムメインネット)」を選ぶのが一番安全です。
MEXCでのERC20ネットワーク出金手数料は、0.0015ETH(2025年6月時点で約550円)です。
このような手順で進めれば、直接ビットバンクから出金するよりも大きく手数料を抑え、安全に送金することができます。
よくある質問(FAQ)
- この方法を使うときに注意すべきポイントはありますか?
-
いくつか注意点があります。
- 送金アドレスの間違いに注意
→ 一度送金すると基本的に取り消しできません。必ずコピーミスがないか確認してください。 - タグ(MEMO)の付け忘れに注意(XRP送金時)
→ bitbankからXRPを送る際は「宛先タグ(MEMO)」の入力が必要です。忘れると着金しませんが、サポート対応で日数がかかる場合があります。 - ネットワーク選択のミスに注意
→ MetaMaskへの送金時はERC20を選択するのが無難です。L2ネットワークは安いですが、設定を間違えると資産が消失するリスクがあります。 - 為替相場の変動に注意
→ XRPやETHの価格は常に変動します。相場状況によっては、節約効果が小さくなる可能性もあることに注意しましょう。
- 送金アドレスの間違いに注意
- ビットバンク以外の取引所では、この方法は使えないのですか?
-
基本的な考え方(XRPなど出金コストの安い通貨を使い、安い取引所に移して出金する方法)は他の取引所(CoincheckやbitFlyer)でも応用可能です。ただし、取引所ごとに出金手数料や取扱通貨が異なる場合もあることに注意してください。
- MEXCのような海外取引所を使うのは安全ですか?
-
MEXCはグローバルで多くのユーザーに利用されている大手の海外取引所です。
日本語対応も整っており、実際に日本でも利用者は年々増えています。
日本では海外取引所は金融庁の認可を受けることができませんが、これまで大きな不祥事や資産流出トラブルもなく、セキュリティ管理もしっかりしています。
まとめ
ビットバンクのETH出金手数料は0.005ETH(約1,880円)と、国内取引所の中でも高い水準に設定されています。
ですが、今回ご紹介したようにXRPや他取引所を活用した節約ルートを使えば、出金コストをに抑えることが可能です。
最終的なコストを表にまとめました。
出金ルート | 合計コスト(目安) |
---|---|
ビットバンク直接ETH出金 | 約1,880円 |
MEXC経由ルート | 約600円 |
SBI VC・GMOコイン(出金無料) | 約50円 |
無駄な手数料を節約し、より効率的に資産を運用していきましょう。