[2025最新]NFTとは?何に使える?4つの事例で分かりやすく、簡単に解説!

「NFT」という言葉を見かけることが増えていますが、「結局何?」「何に使えるの?」と思ったことはありませんか?

この記事では、NFTの基礎知識と、実際にどう使うことができるのかを、初心者の方にも分かりやすく解説します!

目次

NFTとは?

NFT(Non-Fungible Token)とは、簡単に言えば…

デジタル上でたった一つしかない、「証明書付きデータ」

のことです。

NFTの特徴としてよく挙げられるのが

  • 世界に一つだけで、コピーできない
  • 「所有の証明」ができ、誰のものかが分かる
  • 売買が可能
  • 改ざんすることができない

といった点です。

これらの機能は「ブロックチェーン」という技術によって成り立っています。

理解しやすいように、具体例で見てみましょう。

普通、デジタルの画像は簡単にコピーできてしまうので、「本物」と「コピー」の区別をつけることはできません。

しかしNFTには、オリジナルのアート作品に「このデータが本物で、持ち主はこの人です」という証明書がついているのです。

これにより、そのアートは「世界に一つしかない本物のデジタルアート」として価値を持つことができます。

このようなNFT作品のことをNFTアートと言います。

NFTとは、デジタル上でたった一つしかない「証明書付きデータ」のことで、コピーや改ざんができない!

NFTの例

NFTは何に使える?

それでは、NFTは一体どんなことに活用されているのでしょうか?

ここでは4つの使用例を紹介します。

NFTアート

一つは、先ほど例に挙げたNFTアートです。

代表的なものとしては、BAYC(Bored Ape Yacht Club) というお猿のNFTがあります。

Open Sea上のBored Ape Yacht Club NFTアート

BAYCは界に10000体しかなく、一つ一つの背景や表情、衣装の組み合わせがそれぞれ異なるデザインで、高い価値がついています。

このようなNFTアートを所有していれば、「BAYCコミュニティの一員」であることをアピールできます。

NFTには、BAYCのようにコミュニティを作り出すという機能があるのです。

また、NFTアートは、OpenSeaやFoundationといったNFTマーケットプレイスだけでなく、「ラグジュアリーブランドが主催するデジタルオークション」に出品されることもあります。

実際にオークションハウス「Sotheby’s」や「Christie’s」では、数百万円〜数億円規模の落札事例があり、伝統的なアート市場とデジタルアート市場の融合が感じられます。

BAYCについての詳しい記事は↓

(記事リンク)

NFTゲーム

NFTはゲーム業界でも使われており、キャラクターのスキンやアイテムがNFT化されています。

NFTが使用されたゲームの代表的な例として、Axie Infinity(アクシーインフィニティ)があります。

Axie Infinityは、可愛いモンスター「Axie」を育成・バトルさせるブロックチェーンゲームで、そのAxie自体がNFTです。

プレイヤーは、ゲーム内で稼いだトークンでAxieを購入したり、マーケットプレイスでAxieを売却したりすることができます。

Axieは、ゲームで遊びながらNFTを資産として保有できる、Play-to-Earnの代表例です。

「ゲームで遊びながら稼ぐ」というシステムは新しくて面白いですね。

Axie Infinityについての詳しい記事は↓

(記事リンク)

会員証・チケットNFT

NFTは「会員証」や「チケット」としても広く使われ始めています。

会員証やチケットをNFTにするメリットには

  • 偽造ができない:ブロックチェーン上に発行・管理されるため、紙チケットと違ってコピーや偽造ができない
  • 所有証明が付く:誰がいつ何を所持しているかが明確に記録される
  • ファン体験の向上:NFT保有者限定コンテンツの公開やイベント招待

などがあります。

事例としては、Kings of Leonというロックバンドが発行したNFTアルバムがあります。

このNFTアルバムには、NFT保有者限定の音源やコンサートチケットという特典が含まれており、音楽業界とNFTがコラボした事例の一つです。

Kings of LeonのNFTアルバム、NFT Yourself

NFTのコンサートチケットはデジタルチケットとして入場後も手元に残り、コレクターズアイテムと化したり、限定コンテンツへのアクセス権がついたりすることがあります。

このような、アーティストとファンのNFTを通した繋がり方にはまだまだ多くの可能性がありそうですね。

学習・認定証明(エデュケーションNFT)

大学の卒業証書や専門資格、オンライン講座の修了証などをNFTで発行したという使用事例もあります。

エデュケーションNFTは、NFTの改ざん不可能という特性により履歴書提出時の真正性が保証できたり、紙の証明書を持ち歩く必要がないなどのメリットがあります。

日本でも、千葉工業大学が国内大学として初めて学位記授与式に合わせて「学位証明書」をNFT化し、卒業生に配布しました。

千葉工業大学のNFT学位証明書
出典:千葉工業大学HP

自身の努力の証がNFTとなって受け取れるのは嬉しいですね!

NFTは、アート、ゲーム、チケット、学習認定証など様々な業界で実際に活用されている!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

NFTはまだまだ成長の途中で、今後もっと多くの分野で導入されていくと思います。

今回紹介した以外にもNFTの事例はたくさんあるので、気になる方はチェックしてみてください。

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